2026/3/6
映画「円盤」本格始動のご挨拶

┃はじめに
はじめまして。
長編映画『円盤』を企画・脚本・監督する難波です。これまで主に脚本家として活動してまいりました。
前作では、母をテーマにしたオムニバス映画 Mothers マザーズ の総合プロデュースを担当し、一編で脚本・監督。全国順次公開いたしました。脚本家としては、「かぐらめ」(監督:奥秋泰男 出演:武田梨奈、大杉漣、筒井真理子ほか)、「21世紀のおじさん|おっさんずぶるーす」(監督:前田直樹 出演:藤井太一、森累珠、星耕介ほか)などの映画作品に携わってきました。
┃初めての長編監督として
本作は、私にとって監督として初めての長編映画となります。
企画から資金調達、制作、公開まですべて自分たちで行う予定です。途方もない挑戦ではありますが、そうした局面こそ力を発揮できる人間だと信じ、チームの皆さんと共に、誠実に取り組んでいきたいと考えています。
┃映画「円盤」について
映画『円盤』は、人生崖っぷちの落ちぶれた俳優と、人は信じられないがUFOだけは信じて追い続ける孤独な研究家。ふたりの中年男性によるロードムービーを想定しています。
長年信頼を築いてきた星耕介さんと、前作でも一際素晴らしい演技を披露してくださった藤井太一さん、ふたりの俳優を思い浮かべて企画を立てました。UFOは本作においてSF的装置というよりも、希望の象徴として描かれます。
┃この映画を撮る理由
発想の発端は、前作の制作準備中に遡ります。
オムニバス映画の一編「ルカノパンタシア」の制作準備に入った頃、私は健康診断に引っかかってしまいました。精密検査の結果、「がんの疑いあり」とのことでした。
すぐには現実を受け止められなかったのですが、何度検査してもそれは変わりませんでした。そして、その年の秋に手術を受けた私は、それから3ヶ月後、もしかしたら最後になるかもしれない、そんな覚悟で前作の映画の現場に臨みました。
「生きる」ことが当たり前だった日々が、喜びや安堵に変わりました。何気ない日常、何気ない情景に、心から愛おしくなる。がんは私に、そんな経験を与えてくれました。
┃世界が輝いて見えた日
手術から数カ月後──経過観察の結果に問題がないことに安堵した私は、新宿中央公園まで、ぼんやりと歩きました。そこに咲く菜の花、桜が、今まで感じたこともないような輝きを放っていました。
「私が生きてきた世界は、こんなにも輝いていたんだ!」
そのことに気づくと、もう涙が止まらなくなりました。この想いを映画にしたい。この輝きを、映画で表現したい。一年間にわたる前作の上映活動が始まった頃から、少しずつ温めてきたのが、本プロジェクトです。
┃プロジェクトの始まり、そしてこれから
昨秋より、一緒にこのちいさな映画の種を育ててくださる仲間(メンバー)を募集したところ、わずか一週間で多くの問い合わせをいただき、可能な限りお一人ずつと対面でお話させていただきました。
そうして出会い、始まった映画「円盤」制作プロジェクト。前途多難が予想されますが、ぜひご一緒に見守り、応援し、参加していただけますと幸いです。
実現に向けた、協賛・支援もお待ち申し上げます。それでは、映画「円盤」実現の道のりを、もうひとつの物語としてお楽しみください。
映画「円盤」企画・脚本・監督 難波望
